ある実験で、臆病なネズミと大胆ネズミの腸内環境をそっくり入れ替えてみたところ、性格まで入れ替わったそうです。
臆病さと大胆さは、高さ5cmの台から降りられるかどうかで見たようですね。
早く降りることのできたネズミは大胆ネズミ、降りるのに時間がかかったネズミは臆病ネズミ。
元々の性格があったにしても、腸内環境を入れ替えただけでこうも変わるのですから驚きです。
これは、ネズミだけではなく、私たち人間にも当てはまることだと、言われています。
スポンサーリンク
Contents
臆病ネズミと大胆ネズミの腸内環境
臆病ネズミと大胆ネズミの腸内環境を見てみると
- 臆病ネズミ⇒悪玉菌が多い便秘しがちな腸内環境
- 大胆ネズミ⇒善玉菌が多い便秘しらずな腸内環境
であったそうです。
腸内環境はストレスを受けた時の感じ方や、うつ病、がんや糖尿病、動脈硬化などにも関わっていると知られているため、腸内環境が性格にも影響しているというのは間違いないとも言えます。
また、腸内環境が悪い悪玉菌の多いネズミは太りやすく、善玉菌が多い便秘しらずな腸内環境のネズミは健康的な痩せている状態(ガリガリではない)であったそうですよ。
挑戦する勇気がわかない、そこから動けない人は便秘の人が多い?
ネズミの実験を踏まえると、挑戦する勇気がわかなかったり、そこから動けない人は便秘しがちな人が多いということになります。
アンケートを取りようがないので推測ですが、おそらく愚痴ばかりで人の事を羨みながらも強がって人を馬鹿にする、そういう人は便秘がちである場合が多いのかな、と。
確かに、便秘しがちな腸内環境だと、セロトニンが生成されづらくなるので、臆病になったり挑戦する気が起きなかったりもするんですよね。
何かを始めたいと心の奥底では思っているのに、億劫だったり怖くて動けない、今の状態から動いたら怪我をすると不安がる、こういった状態に、セロトニン不足になると陥ったりもするので、もしかしたら性格って腸内環境を整えるだけで明るく、素敵になるのではないでしょうか。
「変わりたい!」そう思った時こそ腸内環境を見直してみない?
変わりたい、そう思った時こそ腸内環境を見直して、正常な状態を取り戻してみませんか?
正常な状態と言うと、反感を買いそうですが、便秘の状態と言うのは決していい状態とは言えません。
というか、便秘の体って栄養を無駄にしているのと同じことなので、それなら食べたものすべて余すところなく栄養として吸収しちゃえる体であるほうが良いと思いませんか?
美肌効果があるからとアボカド食べても、便秘であれば栄養の消化がうまくいかずに、栄養が無駄になってしまったり、便秘であると血が汚れてしまうので汚れた血からの栄養拒否しちゃう細胞によって、必要なのに余っちゃった栄養が脂肪になってしまったり、便秘って良い事まるでないですね。
綺麗になりたい、美肌になりたい、痩せやすくなりたい、前向きになりたい。
このすべてを始めるためには、腸内環境改善が第一です。
腸内環境を整えるって健康面ばかりだと思われがちですが、美容面でも精神面でも必要なことでもあるので、まずは腸内環境を整える、これが大切です。
腸内環境を整えるためには善玉菌を増やす方が良い
腸内環境を整えるために、色々方法が浮かびますよね。
便を出すために野菜を沢山食べるとか、善玉菌を増やすためにビフィズス菌入りのヨーグルトを食べるとか。
そういった方法でも確かに良いのかもしれません。
しかし野菜に含まれている食物繊維は善玉菌を増やしはしますが、食べたほうが良い量が多すぎたり、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の摂取する割合のバランスが崩れると逆に便秘になったり下痢になったりもしてしまうのでちょっと計算が面倒ですね。
ビフィズス菌入りのヨーグルトなどは、ビフィズス菌を摂っても大体長くて1週間ほどで外に排出されちゃうので、ヨーグルトを飲んだ、食べた、というだけで善玉菌がすごく増えることはないのでそこは知っておきましょう。
(ただし、死んだ乳酸菌やビフィズス菌は善玉菌の餌にはなるので、少しずつ増えはしますし、生きたまま届けばビフィズス菌としての役割を頑張ってくれるので摂り続けたら無駄というわけではありません。防腐剤、抗菌剤の入ったヨーグルトだと腸内の菌が死ぬ可能性があるので注意しましょう)
やっぱり善玉菌を増やすと言えばオリゴ糖なのではないでしょうか。
量も少なく済みますし、何より簡単でいいです。1日の摂取量を守ればいいだけなので。
オリゴ糖が善玉菌を増やす
オリゴ糖は善玉菌の餌になるため、オリゴ糖を摂取すると善玉菌が増えます。
ただし、オリゴ糖が消化性であると分解されて腸に届くまでにオリゴ糖としての原型を留めていない可能性が高くなるため、摂るなら難消化性が良いです。
難消化性だと、善玉菌の餌になる形、オリゴ糖のままで腸に届きます。
また、善玉菌はオリゴ糖でも好き嫌いがあるので、色々な種類のオリゴ糖が入っているオリゴ糖食品であると、便秘解消がしやすくなるでしょう。
A善玉菌はビートオリゴ糖(難消化性)が好き、B善玉菌はフラクトオリゴ糖(難消化性)が好き、といった具合です。
もし腸内細菌と会話ができたら、どのオリゴ糖が好きか聞けばいいだけなのですが、そうもいかないので色々なオリゴ糖を送ってやる方が腸内環境も整いやすくなるというわけです。
スポンサーリンク
変わりたいなら腸内から(まとめ)
臆病ネズミと大胆ネズミの話、最初読んだ時は「まじかよ!」と思ったものですが、腸内環境のことを調べていくうちになるほど、となりましたね。すごい話だ。
まあでも、腸で消化するのだから、ここが正常でなければ栄養補給やセロトニン分泌もうまくいくはずがないですよね。
変わりたいのならまずは腸内から、です。
ちなみに今回紹介した、臆病ネズミと大胆ネズミのお話は、「老けない血管になる腸内フローラの育て方/著・池谷敏郎」という本で読みました。
血管と腸の話がよく書かれている本で面白かったですよ。
腸と血管に良い食べ物の話も紹介してあったので、気になる方は是非どうぞ。
ではまたヾ(゚ω゚)ノ゛